全国都道府県山岳連盟の自然保護関係者が集い、活動報告や問題提起をして交流する集いです。
都岳連所属の自然保護指導員はどなたでも参加できます。
およそ30の山岳連盟、100名の参加が見込まれます。奮ってご参加ください。

申込について:
公社)東京都山岳連盟関係者は、都岳連がまとめて一括で申込みします。
次のメールアドレスへのメールか電話で、参加者情報を明記してお申込みをお願いいたします。
Email:shizen@togakuren.com
住所・氏名・電話番号・携帯番号・生年月日・緊急連絡先・会場への交通手段・オプション登山の希望コース等
なお、日程的に宿泊できない方は別途ご相談ください。
申し込み締め切り:11月10日(土)

平成30年度自然保護委員会 第42回山岳自然保護の集い(抜粋)
詳細はこちらのWebページをご覧ください。→第42回山岳自然保護の集い

(開催内容)
期日:平成30年11月23日(金)~11月25日(日)
会場(及び宿舎):
 埼玉県立「小川げんきプラザ」 (会場:活動センター、宿舎:本館)
 〒355-0337 埼玉県比企郡小川町木呂子561
  ※受付 11月23日(金) 受付 12時から
日程:
 11月23日 開会式 総会
 11月24日 山岳自然保護に関する協議
   セッション1 各都道府県活動状況の発表
   セッション2 特定課題の協議、大会のまとめ
 11月25日 エキスカーション
   (オプションにて3コース:武甲山、大霧山、羊山)
   ※オプションに参加されない方は朝食後解散となります。
主催:公益社団法人 日本山岳協会・スポーツクライミング協会

爽秋の里山と金剛の滝、山の日制定記念イベント秋の自然観察会2018年の写真による速報です。

2018年10月14日(日)時々小雨がぱらつく天気は午後から青空が広がり、金剛の滝と里山の小さな秋を楽しむ自然観察会は予定のコースで行われました。早朝まで雨が降っていたこともあり、結果的には6名の参加者を迎えて2班でのきめの細かい観察会となりました。また、JMSCAの自然保護指導員の新規登録のための実技研修が同時に行われました。

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小峰公園では職員の方から公園についての説明をいただき、トンボのヤゴとホタルが餌にするカワニナを見せていただきました。都岳連気象委員会のメンバからは当日の予想天気図や雲の種類についての話がありました。

秋の花や赤や紫の実を観察しながら尾根を歩いて金剛の滝に向かいました。小峰公園から尾根道沿いにはイノシシが食べ物を探し回った後があちこちに見かけられました。金剛の滝は水量が少し多く、手前の河原は台風時の大水と思われる跡が残っていました。

廣徳寺では台風の跡も無いようで、実を付けた銀杏の大木とともに静かな古刹の雰囲気が感じられました。秋の田んぼを通って五日市駅近くの粟島神社にて、16時頃に解散となりました。

咲いていたのは、ツリフネソウ、ミゾソバ、イヌタデ、アキノキリンソウ、キバナアキギリ、ヤブミョウガ、コウヤボウキ、ノハラアザミ、アズマヤマアザミ、シロヨメナなど
実のついていたものは、ヤブラン、シオデ、クサギ、ゴンズイ、ガマズミ、オトコヨウゾメ、ムラサキシキブ、ヤブムラサキ、テイカカズラ、ヨウシュヤマゴボウ、ノブドウなど
ツチグリも開いていました。

写真: 尾根を歩いて観察、金剛の滝、ホトトギスの花、ガマズミの実

2018年9月15日(土)秋留台地の段丘や湧水を巡るおもしろ地球観察会2018年9月の写真による速報です。

天気は秋雨前線の停滞であいにくの雨になり、傘をさしての観察会となりました。
湧き水の湧く所が多く有り、寺や神社の境内からも湧き水が流れ出ています。

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昔はこの辺り一帯には田んぼが広がっていてその間を小川が流れていたと、講師の「あきりゅうジオ」の方から説明がありました。現在は住宅地になっています。
小川には透き通った水が流れていて、大昔から人が住み、狩りの時代から稲作の時代へ変わってきたとのこと。一方、秋留台と呼ばれる高地へ上がると水は無く、畑地が広がっています。これらの典型的な風景を見ることができました。

写真: 二宮神社のお池、秋留台地での解説風景

世界環境月間の6月に新緑の高尾山で行われたクリーンキャンペーンの写真による速報です。

2018年の高尾山クリーンキャンペーンは、2018年6月3日(日)に快晴の中、総勢140名により実施しました。参加者は団体が66名、一般参加者が42名になり、自然保護指導員の応援者11名に自然保護委員会のスタッフ20名で実施しました。今回は東日本電信電話株式会社、アカマイ・テクノロジーズ合同会社、カーライル社の3社が団体で参加頂いたことで大変にぎやかなキャンペーン活動になりました。

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高尾山山頂では副委員長のお礼の言葉に続いて参加者の皆さんに感謝状を差し上げました。また、頑張って山頂まで登った8名のお子さんには自然についての冊子をプレゼントいたしました。携帯トイレの話や気象委員会からの気象の話があり無事終了となりました。参加された皆さま、ご支援いただいた自然保護指導員の皆さまに感謝申し上げます。

なお、城山経由で下山した参加者の皆さまは、テイカカズラやマタタビの花などより多くの植物を観ることもできました。
また、この日は全国一斉の環境調査が行われ、自然保護委員会では日影沢と琵琶滝、前日に御前山で水質調査を行ないました。

ゴミの無い、花と緑の美しい山。自然環境保全活動の裾野を一緒に広げていきましょう。


写真:出発前ルートの説明、高尾山山頂付近での閉会式、ナンテンハギの花、マタタビの花。

今年も奥多摩御前山にて自然保護委員会の恒例行事「カタクリパトロール」を公社団法人 日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)自然保護指導員の協力も頂いて実施しました。
昨年度からはこれまでとは手法を代え、カタクリの開花期間に御前山に至る登山道を実際に歩き、カタクリはどのように分布しているのかを調査し、データを集めて分布図を作成することをパトロールの主眼としています。

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写真: 今年も春の妖精がやってきました、 結実したカタクリと食害に遭ったカタクリ

今年度は4月14日から5月6日を調査期間とし、初日の4月14日には、長年絶滅危惧種等の分布調査を行っている山梨県山岳連盟のメンバーの加勢も得て、18名で①奥多摩湖より大ブナ尾根経由惣岳山→御前山往復→惣岳山→小河内峠経由奥多摩湖、②体験の森トチノキ広場より避難小屋経由御前山→惣岳山→体験の森を経てトチノキ広場、③自然観察会の下見を兼ね体験の森トチノキ広場よりカラマツの広場往復→栃寄沢登山道の各コースに別れ、分布調査及び一昨年より継続している花株の定点調査を行い、更に4月22日、同28日及び5月6日にも委員会主導で調査しました。
今年はどの花も例年より開花が早いですが、カタクリも例外ではなく、調査初日からあちこちで可憐な花を見ることができました。しかし、花株は確実に減っており、食害が更に深刻なものとなっていることが窺えます。

現在、委員や自然保護指導員からの調査報告を暫時集計中ですが、調査2年目で参加者が未だに不慣れなためかデータの報告が少ないのが残念です。調査方法には更に検討の必要もあり、カタクリパトロールのあり方について今後に課題を残しました。
まだ、報告をされていないデータをお持ちの方は、早急に送付をお願いします。

秩父多摩甲斐国立公園内の奥多摩小屋の存続等についての要望書

公益社団法人東京都山岳連盟は、奥多摩小屋の管理運営主体である奥多摩町が老朽化した奥多摩小屋を閉鎖する方針であることを知り、環境大臣、東京都知事、奥多摩町長宛に平成29年11月8日付けで存続などについての要望書を提出しました。

およそ次のような内容です。
1. 奥多摩小屋の維持、または再建
2. 奥多摩小屋テントサイトの存続
3. 環境に配慮したトイレの設置

要望書はこちらから→http://www.togakuren.com
→要望書のPDF形式はこちらから

 

また、2月9日の東京新聞に関連の記事が掲載されました。「奥多摩山域を愛する会」を結成して行われた署名活動などが紹介されています。なお、署名活動は2月末で終了します。

平成30年2月9日の東京新聞の関連記事はこちらから↓
 東京新聞:「奥多摩小屋 存続させて」 登山愛好家が署名活動「安全確保に」

※記事が有効な期間のみ参照できます。

奥多摩 御前山における環境調査報告書2016を2016年9月に出版しました。

(公社)東京都山岳連盟自然保護委員会は、主として秩父多摩甲斐国立公園を中心に山岳環境保全活動や調査活動を行っている。 特に私たちがフィールドとしている御前山は、大岳山・三頭山とともに奥多摩三山に数えられ、東京都の水道水源林としても保護されている山域であり、その保全は重要である。
活動の一つに毎年3月から12月までの結氷期を除き、奥多摩御前山4地点で行っている沢水の定点水質調査がある。20年近くにわたり継続してきた調査から、どんなことが読み取れるのか、検証を行い取りまとめた。

また、奥多摩御前山でのカタクリ保護とトイレマナー啓もうのため、毎年4月後半、延べ100名以上の日山協自然保護指導員の協力を得て行っているカタクリパトロールは、奥多摩で数少ないカタクリの群生地を踏みつけなどから守り、また携帯トイレの普及を目的としている。このとき併せて行っているアンケートから、登山者の山岳トイレへの関心の高まりが見て取れる。

さらには、御前山のカタクリをシカが本当に食べているのかを検証したいとの思いから設置したセンサーカメラは、その現場を捉え、またヌタ場に集まる沢山の野生鳥獣を写した。

こうしたデータをもとに山のトイレ問題はどうあるべきか、近年増えているシカの食害から自然をどう守っていくか等々、受益者として私たち登山者が行政や山小屋関係者に働きかける活動の礎としたいと考えている。

奥多摩御前山における 環境調査報告書2016 PDF版は、こちらから表示・ダウンロードできます。

p20161121reporthyoshi.png→ダウンロード ファイル f20161120kankyorepo2016.pdf

この資料は、公益社団法人 東京都山岳連盟 自然保護委員会が著作権を所有します。引用する場合は出典を明らかにしてください。また、この資料を再配布する場合は、当委員会に事前にご連絡ください。


なお、2002年度に調査出版した報告書は、こちらです。
  →多摩川の源流に位置する奥多摩御前山における自然水とし尿の調査研究2002年



奥多摩御前山における 環境調査報告書2016 目次

はじめに
1.本調査活動の目的
1.1 本調査活動を開始した理由
1.2 本調査初期(1999年~2001年)の目的
1.3 本調査継続(2002年~2015年)の目的
2.本調査活動の総括
2.1 本調査期間における御前山を取り巻く環境の変化について
2.2 水質状況
2.3 調査活動の成果
3.今後に向けた課題
3.1 御前山の基礎情報の把握
3.2 簡易トイレブース設置の必要性
3.3 シカ対策


[参考資料]
A 水質調査結果
B トイレ意識アンケート結果(カタクリパトロール時の調査アンケートより)
C 御前山センサーカメラの撮影結果
おわりに

都岳連所属の自然保護指導員の皆さまには、これまでは自然保護委員会からの情報提供をWebと葉書の自然保護指導員通信により行ってまいりました。
昨今のIT利用の普及を勘案し、自然保護指導員通信をメールの形態に移行することになりました。

つきましては、都岳連所属の自然保護指導員の皆さまには、受信用のメールアドレスをご登録いただきますようお願いいたします。
なお、携帯電話やスマートホンをお使いの方などは迷惑メールブロックやセキュリティの設定でメールが受信できないことがあります。その場合は、shizen@togakuren.com からのメールを受信できるように設定の変更をお願いいたします。※2018年10月から送信アドレスが@togakuren.comに変わりました。


メールアドレスの登録
メールアドレス(必須)
氏 名 (必須)
自然保護指導員 番号


【重要】 登録完了のメールが返信されますので、ご確認下さい。
 登録したメールアドレスが誤っていた場合、変更になった場合などで自然保護指導員通信メールが届かない場合は、このページから再度登録をお願いいたします。

自然保護指導員通信メール版は、2016年4月から配信を開始しています。

奥多摩御前山リーフレット 都岳連自然保護委員会版

奥多摩の御前山や奥多摩都民の森を歩かれるときにはこの奥多摩御前山リーフレットを印刷するなどして個人的にご利用ください。

画像をクリックすると、PFDフォーマットで大きくご覧になれます。

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本リーフレットの地図について
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものです。(承認番号 平27情複、第883号)
承認を得て作成したこのリーフレットを第三者がさらに複製する場合には、国土地理院の長の承認を得なければなりません。

山登りやアウトドアに使える携帯トイレの入手方法の紹介です。

山の自然環境を守るために利尻岳や早池峰山、屋久島などで、トイレの持ち帰りを進めているところがあります。登山やハイキングで長時間歩いてもトイレがない場合もあります。
東京都山岳連盟自然保護委員会では、このようなときに利用できる携帯トイレの利用を推奨しています。

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山行中に使用できるこの携帯トイレは、東京都山岳連盟とメーカーで協力して開発したものです。
現在は登山用具店や防災用品取扱店などで購入できますが、地方にお住まいの方から購入することが困難とのお話があり、全国どこにでもお送りするように(有)真コーポレーション社に協力していただきました。

ご注文、携帯トイレに関するご質問やご相談は次のメールアドレスにご連絡ください。お返事を数日中にしているそうです。
 メールアドレス  
 タイトルを「携帯トイレの購入」として下さい。

 便袋(白)2枚+グリーンチャック袋 1枚 で1セット
 400円 消費税込み、送料別
 ※1人で2回のハイキングなどに使用できます。
 (尿だけの時は、便袋だけを処理してグリーンチャック袋は再使用できます。)

クラブやグループでの多量割引価格についてもご相談に応じるそうです。
なお、これはメーカがセット商品として販売しているものではなく、小分けして販売するものです。
支払い方法は、銀行振込、郵貯電信振替、現金書留が使えます。


参考:
  →都岳連の関連ページ
  →メーカの関連商品サイト

2014/10/01から10/04にかけて御前山の湧水に設置したセンサーカメラがクマの姿を捉えています。冬を前に活発に活動をしている様子で注意が必要です。

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センサーカメラは、この他にニホンジカのメスやオス、イノシシの親子を撮影していました。

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近年、御前山ではつぼみが取られたカタクリが多く見られます。鹿がカタクリも食べるのではないかと考えられたので、2014年度のカタクリパトロールでは、許可を取ってカメラを設置しました。

2014/04/29に体験の森の活動の広場前に設置した監視カメラのデータを回収したところ、鹿がカタクリを食べたと判断できる写真が撮れていました。

2014/04/27から2014/04/28にかけて、鹿が来る前後の写真を比較するとカタクリがそっくり無くなっていることが確認できます。写真をクリックして、新しいウインドウで開くと拡大して表示できます。

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2014/04/27 15:38 丸で囲んだところを見るとカタクリが咲いています。
2014/04/28 00:26 夜に鹿が現れました。
2014/04/28 14:27 昨日は有ったカタクリがほとんど見当たりません。
カメラは動くものを感知して自動的に撮影します。

ダウンロードはこちらからどうぞ。5Mバイトの大きさがあります。
→p20140427shikahoshoku.zip
写真のサイズは、800px×600pxに落としてあります。

※掲載された写真については、公社)東京都山岳連盟 自然保護委員会に著作権があります。引用などをされる場合は引用元を明記して、著作権法に基づいてご使用ください。
※このカメラは、公益信託自然保護ボランティアファンド平成25年度の助成で取り付けました。

 近年の急激な地球温暖化などにより、氷河は急速に細り、北極海では氷の減少で白熊が生息できなくなり、南太平洋の島国ツバルは海面下に沈むそうです。46億年前に誕生した地球は、わずか260年前の産業革命以降に急激に、私たちの存在する基盤である自然環境を破壊する道を歩んでいるそうです。
 温暖化対策の重要課題であるCO2削減では、日本の削減目標の半分を森林による吸収としていますが、この森林は山岳丘陵地帯を覆って守っています。一方で、世界でも稀少な日本の山岳森林には、人間や動物の行為により容易に荒廃するという脆弱性があります。
 自然を活動フィールドとしたスポーツ、文化活動である登山やハイキングでは、自然からの恩恵を享受すると共に、その自然を後世に引き継ぐことが重要です。私たちは、あらゆる場面で、自然環境への悪影響や干渉を最小限にする行動規範を身につけ、広げてゆきたいものです。
 自然保護委員会は、公益社団法人 東京都山岳連盟の専門委員会のひとつで、都岳連の山に関する自然保護活動を担うと共に、自然の重要な役割と保護を広く市民にアピールしています。
 委員会を毎月開き、約30名の委員が具体的な活動内容を決めています。山の美化、フィールドの情報収集、カタクリの保護、定期的な水質などの調査、自然保護指導員の育成、自然観察会を通じての社会・市民の意識向上など多様な活動を行っています。
 また、委員会の活動と並行して、委員個人としても尾瀬の湿原の復元や監視巡回、巻機山や丹沢での登山道の整備やお花畑の回復、五日市の里山保全などを行っています。
 委員の得意や関心などを原点に微力ながら「継続は力なり」を合言葉に、自然環境保全の活動の一端を担っています。

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