多摩川の源流に位置する奥多摩御前山における自然水とし尿の調査研究 2002年

この資料は、社団法人 東京都山岳連盟 自然保護委員会により、財団法人とうきゅう環境浄化財団の支援を受けて、2002年度に調査出版されたものです。 リンクは自由ですが、引用する場合には出典と社団法人 東京都山岳連盟 自然保護委員会を明記ください。

p20091120okutamachousa2002.jpg →ダウンロード ファイル f20100228okutamasuishitu2002.pdf


御前山水質調査をはじめた理由

登山者が山頂をめざして汗をかき、冷たい沢水や湧水で喉の渇きを潤す時程、言いがたい喜びと自然の恵みを感ずることはない。

御前山は奥多摩の多摩川支流、栃寄沢をつめた所にあり、山頂のすぐ近く、御前山避難小屋の前に、数少ない山の湧き水がある。毎年、東京都山岳連盟主催の日本山岳耐久レース10月中旬に行われているが、飲み水の補給所として御前山避難小屋の水場を指定していた。ところが第3回日本山岳耐久レース(1995年)の時、この水場に東京都西部緑地公園事務所調査の看板掲示で、この水は飲めないことが示された。この掲示を受け、東京都山岳連盟自然保護委員会では、避難小屋にあるトイレが関係しているのではないかと考え、御前山は勿論、大ダワの避難小屋、都民の森、御岳山の長尾平、今熊山の各トイレについて現状調査を行い、環境庁(現在の環境省)及び日本トイレ協会とコンタクトを取った。
まず御前山避難小屋前の湧き水を採水し、東京都秋川保健所へ持参、水質調査を依頼した。期間は平成10年4月-9月まで6ケ月間であった。保健所に依頼するサンプリングには時間的制約(朝10時まで搬入)があり作業は困難を究めた。結果は登山者が多数入山する頃から水質が悪化することがわかった。そしてし尿持ち帰り用の便袋を開発し、持ち帰り運動を始め、同時に後記のアンケートをとった。

御前山避難小屋前の湧き水を調査の対象にした理由は、4月中頃からカタクリの可憐な花が山頂一面に咲きみだれ、現在はこの花の咲くシーズンに多くの登山者が山頂を訪れ大賑わいする。1日で2000名を越える登山者が訪れる日も往々にしてある。この登山者が生理現象をもよおすと、山頂直下の草むらで用足しをする。これらが頂上から流れる沢水にどのような影響を及ぼしているか、カタクリの花の保護とともに、自分達の手で水質調査に取り組みたいと考え、財団法人とうきゅう環境浄化財団に調査研究活動の助成を申し込み研究が認可された。

沢水にし尿が含まれているかどうかの水質検査方法は、日本環境整備教育センター仁木啓三氏より、自然保護委員及び自然保護指導員27名が水質検査の講習を受け、検査方法を体得した。また東京農工大学農学部環境資源科学科理学博士小倉紀雄教授及び鈴木君枝氏に、奥多摩体験の森指導センターで直接ご指導いただいた。
(資料の1ページより引用)

なお、P35の色の情報は2009/12/28の電子データ化の時点で原本にてほとんど読めない状態でした。また、p36は空白のページのため削除しました。
訂正: p1 年の誤りを訂正1996年→1995年、 p3 電気伝導度の単位の誤りを訂正  2010/02/28訂正 

多摩川の源流に位置する奥多摩御前山における自然水とし尿の調査研究(研究助成・一般研究VOL24-No.136)
著者 山本久子
発行日 2003年3月31日
発行 財団法人とうきゅう環境浄化財団
山のトイレと沢水のアンケート結果 (2009年4月御前山カタクリパトロール時の調査)

 東京都山岳連盟自然保護委員会では、カタクリの咲く4月下旬に東京都の御前山で、カタクリを保護するためのカタクリパトロールを行ってきました。
  カタクリパトロールの実施期間中に奥多摩の御前山の山頂で、山のトイレと沢水に関するアンケートを行いました。2009年のアンケート結果をここに公開いたします。転載や引用をされる場合は出典を明らかにして、利用目的を都岳連自然保護委員会までご連絡をお願いいたします。リンクに関しての連絡は不要ですが、このページの場所が変更になる場合がありますので、トップページへのリンクをお勧めいたします。

アンケート実施日 2009年4月18〜26日の9日間(但し25日は荒天のため中止)
アンケートの回収枚数は、351枚でした。
御前山の山頂での、主に昼食時間帯に、協力を得られた方からの紙面による調査です。
対象者の選択などについて特に意識はしていないため、結果に偏りなどがある可能性があります。
質問によっては複数回答や無回答もありアンケートの数値は総数と一致しない部分があります。

2009/8/6版の集計結果の一部を画像にしました。画像を右クリックなどして新しいウインドウで開くと大きく表示されます。
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また、詳細な集計表は次のpdfファイルをご覧ください。
 f20090925enqt2009ktkr.pdf

アンケートの質問事項は次のとおりです。
(1) 年齢、性別
(2) 今までに登山中、沢水を飲んだことがありますか?
(3) 沢水が飲めなくなった原因が登山者のし尿と分かったとき、あなたは自分のし尿を持ち帰りますか?
(4) し尿の持ち帰り便袋(トイレパック)があることを知っていますか?
(5) 使用したことがありますか?
(6) 使用した方は何処で処分しましたか?
(7) これからは持参して「自然」をきれいにしたいと思いますか?
(8) 山小屋の屎尿処理にかかる費用は大変です。現在、一人あたり平均500円以上のコストがかかっており、今後ますます有料化・チップ式化が進むと思われますが、あなたが負担する「利用」金額について
(9) これから御前山周辺にトイレを設けるとしたら、何処に設置して欲しいと思いますか?
(10) 貴方の今日の登山ルートを教えて下さい(コースを線で繋いで下さい)。

C.2009  社)東京都山岳連盟  自然保護委員会

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 または、自然保護を前面に出している(重みを置いている)会のホームページである。
リンクのご依頼は、連絡のページからお願いします。

山岳同人チーム84
東京山楽会
山のなかま・シリウス

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自然保護憲章

自然をとうとび、自然を愛し、自然に親しもう。
自然に学び、自然の調和をそこなわないようにしよう。
美しい自然、大切な自然を永く子孫に伝えよう。

   自然保護憲章 抜粋(昭和49年6月5日・自然保護憲章制定国民会議)

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