40活動の記録: 2008年1月アーカイブ

高尾山清掃山行6月3日(日)
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 今年も高尾山清掃山行が6月5日から始まる環境週間に合わせて行われた。天気は晴。午前9時、京王線高尾山口駅前に82名が集まってくれた。スタッフは9名、徳永委員長の環境保護を交えての話の後、参加者を5班に分けて準備体操をして出発する。自然保護指導員の方には各班に入って協力していただいた。一般の方が参加しやすいように清掃と共にセッコクの花の観賞も入れ、6号路の沢沿コースだけにする。
 琵琶滝の下、修行堂の前の広場で、「全国環境月間全国一斉水質調査」担当委員から、調査の目的と内容の説明を行った。杉の大木の上方の枝にセッコクの花が咲いている。その先の方に黄色いジャケツイバラの花も咲いている。マタタビの葉も見える。実が成っているハナイカダ、フタリシズカ、サイハイランなどが見られる。シャガの花も咲いている。シャガは根を張り土砂崩れを防いでいるという。
 12時、山頂に全員が揃ってから城所先生の気象の話、ハイキング講座、デジタルカメラ講座、熟中症予房などの話があり、徳永委員長から参加者の皆さんに感謝状を差し上げて解散する。
 参加者の皆さんや行き交う人に対し、高尾山を美しい山にしようという啓発になったのではないかと思う。
 (森谷)

平成19年度東京都山岳連盟自然保護委員会主管
自然保護指導員活動一覧(期間 自平成18年12月至平成19年11月) [平成19年12月9日版]

実施日 山域・会場・名称等 活動内容 参加人員 備考
2006
12/16~17
雲取山調査 ・雲取山荘のトイレ利用状況(蛎殻利用の完全循環型トイレ)
・雲取避難小屋のトイレ利用状況
・樹木の立枯れ・食害調査
・植林帯の状況調査
・コース上のゴミの状況
12名 うち委員会より6名 ○バイオトイレ閉鎖後の小屋設置の蛎殻トイレ視察
○避難小屋トイレは相変わらず汚い、管理を徹底するべきか
○石尾根の食害は想像を絶する程、早急な対策が必要
2007
4/14~22
5/14(撤収)
カタクリパトロール(御前山) ・カタクリ盗掘防止
・ポータブルトイレ普及活動
・山岳トイレについてのアンケート
・カタクリの保護と山のトイレマナー啓もうのためのチラシ配布
・登山道の清掃活動
◎山渓環境賞B賞受賞記念事業
惣岳~御前山にかけてのカタクリ群生地に保護ロ−プ設置
自然保護指導員延104名 ○週末は麓の駐車場が満杯となった
○カタクリ保護柵は効果的だが撮影用スペースが欲しい
○降雪後、滑り防止のため保護策内歩行目立つ
○簡易トイレの普及活動・アンケートに好意的
○ゴミは減ったがタバコのフィルター・飴の包紙などが目立つ
○ 山麓の駐車場か避難小屋に改善トイレ設置を行政に働きかける
*18~20日降雪のため中止
5/20 春の自然観察会(五日市秋川丘陵) ・登山マナーの啓もう活動
・春の山野草解説
・初級登山教室
・身近な食材のテンプラ試食
103名 うちスタッフ25名 ○子供連れ含めリピーター多い
○山菜のテンプラ好評
6/3 清掃山行(高尾山) ・ゴミ袋配布
・登山マナーの啓もう活動
・登山道の清掃活動
・全国一斉水質調査協力
91名 うちスタッフ9名 ○ゴミはほとんどなし
○予想以上の参加者で、指導員の協力を得て5班編制で実施
7/7~8 雲取山環境調査 ・雲取山荘のトイレ利用状況
・雲取避難小屋のトイレ利用状況・樹木の立枯れ・食害調査(特に深刻なシカによる食害チェック)
・コース上のゴミの状況
・秩父岳連との意見交換
11名 うち委員会より4名 ○冬季用蛎殻トイレ好調に4/28迄稼働(4年目)
○バイオトイレの稼動状況調査
○避難小屋トイレ清潔に保たれていたが、周辺の埋没ゴミは未処理
○鹿の食害益々甚大(幼木保護策効果なし)
10/20~21 日本山岳耐久レース(奥多摩) ・仮設トイレ設置
・ポータブルトイレ普及活動
・水溶性ペーパー使用の啓発活動
・大気汚染調査(NO2測定、35ヶ所)
・ゴミ袋配布
大会役員として委員会より13名 ○山域のNO2濃度測定実施、現在分析依頼中
○好天下、2000名以上の参加有、大会初の死亡事故発生、今後の大会運営方法再検討
10/28 奥多摩清掃山行(耐久レースコース) ・耐久レース後の清掃活動及び環境への影響調査   ○レース後の清掃で概ねゴミ等の回収は済んでいたが、乾電池や一般ハイカーのものと思われるタバコの吸い殻、回収できなかったコース上のテープ等回収
11/18 秋の自然観察会(五日市丘陵) ・里山の秋の植物・樹木解説
・奥多摩の成り立ち(地質)解説
・キノコ解説
・初級登山教室(ローインパクトな山登り)
・山岳写真講座
77名 うち外部講師1名
内部講師・スタッフ23名
○身近な植物の「秋の姿」紹介
○地元で採れるキノコの味噌汁・天ぷら提供
年間を通じて実施 主に秩父多摩国立公園 ・自然保護の啓もう、自然観察会の実施
・登山道の清掃活動
・ゴミ袋の配布
・ポータブルトイレの普及活動
・トイレットペーパー使用の呼びかけと使用済みペーパーの持ち帰り運動
・御前山周辺4ヶ所で3月から12月まで毎月水質調査実施、19年度は2種の試薬を使用し、データの信頼性・有効性を確認中
・19年度公益信託自然保護ボランティアファンドより補助金取得
・山岳7団体自然環境連絡会に参1加
・行政との関わり(課題)
   
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2007/12/9 日山協 自然保護指導員の講習会が行われました。新規・更新対象者、専門委員も含めて参加者は70名になった。

講習会の目的
・自然保護活動とは何か理解する。
・登山者として山の自然を守るために、問題提起します。
・自然保護指導員として何をすべきかの理解。

内容
1 自然保護委員会 委員長挨拶 (徳永)
2 自然保護指導員としての知識 (岡田)
3 都岳連自然保護委員会の活動の紹介 (小高)
4 講演 自然保護と私:自然保護活動 過去、今日、明日 (都岳連自然保護委員会 元委員長 椎名氏)
5 事務連絡、質疑


 年2回の雲取山調査山行の夏期、梅雨も明けない7月7日〜8日に定点観測を行った。
 JR奥多摩駅前、集合の8時頃から小雨がパラツキ始める。10時25分、天候と時間短縮を苦慮しメンバーの車両提供も得て、小袖から歩行開始。雨は止んだものの10mの視界。濃いガスがメンバー10名を取り巻く。谷向こうの赤指尾根はもちろんトップの姿まで霞む状況では自然と目は足下に向く、でもそこには別の発見がある。要諦目の山道横断幾多の痕跡。ニホンシカの糞。昨年眼前で確認した食害樹木の枯死状態。また、遠く侵入者警戒を伝えるニホンザルの鳴き声。前年同時期より多い春ゼミの声。間伐で勢いを取り戻したのか、植林杉の芳香は鼻で檜風呂体感等々。近距離、聴覚、臭覚で調査は開始された。
 11時40分、最初の水場で水質調査を実施する。COD(化学的酸素消費量)測定。水温は10℃で試薬数値「8以上」。判定結果:水中の酸素量不足。原因は色々考えられ、通常は植物性プランクトンの異常発生等であるが、水量の少ないこの時期は地中での滞留時間が長いとどうしても微生物の増殖を伴うこともある。いずれにしても乾いた身体には美味しい「一杯」ではあった。
 13時30分、昨年より水温は3℃、気温で5℃低いためか、立ち止まると肌寒いなか漸くブナ坂に到着した。昨年からスズタケの開花を多く見る。笹類の寿命は60年。今がちょうどその時期に当るのか。昔は笹の開花は飢饉の前触れと云われていたのを思い出す。シカの食害は広葉樹に多いが、石尾根の針葉樹は特に登山道沿いの立ち枯れ現象が目立つ。原因は酸性雨とも木の寿命ともいわれているが正確には不明である。人為的では無いことを望む。
 尾根筋右側は防火帯のため毎年「刈取り」が行われ、刈取り後に昔は亜高山植物のお花畑であったが、今はシカも好まぬマルバダケブキの勢力範囲である。これも生態系推移の一端なのか。
 15時30分、避難小屋着。トイレ調査実施:人気山域のためか清掃は行き届いている。ただし、小屋周辺の埋没ゴミは未処理のままである。年代物のジュース缶、割れた酒瓶が顔を出す。16時00分、雲取山全員登頂。証拠写真撮影後早々に山荘を目指す。16時40分山荘到着。
 7月8日のトイレシンポジュームにも参加された山荘ご主人の新井氏より冬季利用の牡蛎殻トイレ事情を聞く。
  • 低気温で今年は(2007)4月28日まで利用。
  • 流水確保のため1季で軽油ドラム缶8本使用。
  • 牡蛎殻の交換は不要だが活性炭の補充要。
  • 発電機のメンテナンス等の費用発生。
  • 利用者のマナー低下。
ご高説拝聴のたび山小屋経営の難しさを痛感した。
今回の雲取山調査でも改めて「調査継続の重要性、必要性」を再確認した調査山行であった。

  都岳連通信2007/2号より 自然保護委員会

網代弁天山から城山ハイキングと自然観察

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2007年 11月18(日)快晴
 9時に五日市線の武蔵増戸駅前広場で、受付を済ませ、観察会がスタートする。
 網代大橋の下の秋川の川畔を行くと流れの中にコサギが何かをついばんでいる。網代公民館前広場に全員集合して自然保護委員会の徳永委員長の挨拶、今日の予定、観察についてなどを説明する。班毎の行動になるので、参加者53名(内子供3名)1班を8人から10人の7班に班分けをして、そこへ委員会のスタッフが2名つく。
 10時出発。珍しい田んぼが見られる。ここのノハラアザミから始まる。触ってみる。
 事前に、今日の観察の主となる12種を選び、それに春のときの写真、現在の拡大写真を添えて説明などを加えながら進行していく。秋には花が少なく実になっている種が多く、春の花の写真が大いに参考になる。網代城山へ11時15分着、昼食にする。そのあと、休憩時間を利用して西田先生に森林の環境保全的効用、森林の生態系、生物の多様性などを樹林に囲まれた中で、やさしく話していただいた。ジャケツイバラの幹を触りトゲトゲを感じる。
 高尾から車道を歩き、民家の庭先を見ながら廣徳寺の2本の大イチョウを観察する。黄葉しているが今年は遅れている。気根を説明する。2時に「やまぼうし」へ順次、到着する。
 特製のキノコ汁を賞味する。突然に木枯らし一番が吹き出したので暖かいキノコ汁で体が温まったと思う。続いてキノコの話を現物と写真、パソコンの画面で説明していただく。皆さん興味をもって見ていた。3時に解散する。
 秋の日の短い時間であったが、参加の皆さん、それぞれに感じた一日であったと思います。
講師  西田氏(キノコアドバイザー、森林インストラクター)
自然保護委員会観察会スタッフ
CL:森谷、SL:小原、
徳永、大島、椎名、小島、廣田、溝口、野本、猪狩、渡邊、山根、西山、渋谷、野口、長谷川
料理班
小高、西川、小林、天野、東京野歩路会有志