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あきる野市五日市近辺で日本列島誕生の歴史を訪ねる初心者向けの地質、地学、歴史などの観察会、おもしろ地球観察会のご案内です。

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御前山周辺、あきる野市五日市地域は、地球の歴史を訪ねる上で貴重な情報を提供してくれるエリアです。日本の骨格を構成している、秩父帯や四万十帯の地層をはじめとして、黒瀬川帯(4億2,000万年前の地層)なども身近に観察できます。

期日   平成29年 3月5日(日)
集合   JR五日市線 武蔵五日市駅前 午前8時50分
      雨天決行 (天候やコンディションによりコース変更)
コース  武蔵五日市駅→駅近くの駐車場(河岸段丘・奇獣パレオパラドキシア)→三内神社(伊奈石の石段)→天竺山伊奈石石切場跡→横沢入拠点施設(WC・昼食)
     →大悲願寺(石の観察)→釜淵の角礫岩(日本海拡大の引張り力・半地溝)→岩走神社(WC)→秋川(五日市町層群・伊奈石・ポットホール・地層の向きを示すソールマークなど)→武蔵五日市駅
解散   武蔵五日市駅 午後15時30分頃
持ち物  雨具、軽防寒具、昼食、行動食、飲料水、軍手などハイキングスタイルで、
     軽登山靴かトレッキングシューズ、ストックを推奨(残雪や霜対策)
参加費  700円※注 1,000円 (保険代、資料代、ガイド料)
募集定員 30名 中学生以上(先着順、定員になり次第締め切ります。)


おもしろ地球観察会は、日本列島が誕生した新第三紀中新世(1,500万年前)頃の五日市に焦点をあて、五日市町層群を観察しながら日本列島誕生の秘密に迫ります。
五日市町層群は、海底に積もったいくつもの堆積層が、列島誕生の変動により90°近くも立ち上がり、古い層から新しい層へと複数の地層が、あたかも木の年輪のように地表で観察できる、世界でもめずらしい所です。
伊奈石で有名な伊奈砂岩部層もその中にあります。伊奈石は、室町時代から江戸時代中頃まで盛んに切り出され利用されました。現在の五日市の伊奈は、信州伊那の石工達が移住・開拓した村といわれています。観察会ではこうした歴史も訪ねます。
今回は、あきりゅうジオの会(秋川流域ジオパーク推進会議のボランティアガイドの会)メンバーの皆さん方にガイドをお願いし、分かりやすく内容の濃い観察会を企画しました。

p201402chikyuQRcode.gif 参加申し込みと問い合わせ
     申込期間  1月25日(水)から3月2日(木)
    1.都岳連事務局へ右のQRコードやメールでご連絡下さい。
      氏名、ふりがな、年齢、携帯・電話番号、住所
      Email:
      Tel:03-3526-2550(月から金曜日の13時から17時)
      Fax:03-3526-2551
    2.受付の連絡が事務局からありますので、ご確認下さい。
    3.参加費をどちらかの方法でお振込みください。
       ※料金は各銀行でATMなどの利用条件でご確認下さい。
     (1)銀行振り込みで入金する場合
      ゆうちょ銀行 店名:〇一九店(ゼロイチキュウ店)
      口座番号 0317605 貯金種目 当座
      名義 シャトウキョウトサンガクレンメイ
      振り込み人名の前に、シゼンホゴを付けて下さい。
      例:シゼンホゴ ヤマダタロウ
     (2)郵便振替払込書で入金する場合
      郵便振り替口座番号 00130-9-317605
      振込先名称    (社)東京都山岳連盟
      払込書の通信欄に「おもしろ地球観察会参加費」と書いて下さい。

※注 ご案内の一部で参加費の表示に誤りがあったため、700円に変更いたしました。
   1,000円で受け付けた方には現地にて清算いたします。2/20

主催   公社)東京都山岳連盟 自然保護委員会
     美しい大切な自然を末永く子孫に引き継ぐために自然環境を考えてみましょう。

奥多摩 御前山における環境調査報告書2016

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奥多摩 御前山における環境調査報告書2016を2016年9月に出版しました。

(公社)東京都山岳連盟自然保護委員会は、主として秩父多摩甲斐国立公園を中心に山岳環境保全活動や調査活動を行っている。 特に私たちがフィールドとしている御前山は、大岳山・三頭山とともに奥多摩三山に数えられ、東京都の水道水源林としても保護されている山域であり、その保全は重要である。
活動の一つに毎年3月から12月までの結氷期を除き、奥多摩御前山4地点で行っている沢水の定点水質調査がある。20年近くにわたり継続してきた調査から、どんなことが読み取れるのか、検証を行い取りまとめた。

また、奥多摩御前山でのカタクリ保護とトイレマナー啓もうのため、毎年4月後半、延べ100名以上の日山協自然保護指導員の協力を得て行っているカタクリパトロールは、奥多摩で数少ないカタクリの群生地を踏みつけなどから守り、また携帯トイレの普及を目的としている。このとき併せて行っているアンケートから、登山者の山岳トイレへの関心の高まりが見て取れる。

さらには、御前山のカタクリをシカが本当に食べているのかを検証したいとの思いから設置したセンサーカメラは、その現場を捉え、またヌタ場に集まる沢山の野生鳥獣を写した。

こうしたデータをもとに山のトイレ問題はどうあるべきか、近年増えているシカの食害から自然をどう守っていくか等々、受益者として私たち登山者が行政や山小屋関係者に働きかける活動の礎としたいと考えている。

奥多摩御前山における 環境調査報告書2016 PDF版は、こちらから表示・ダウンロードできます。

p20161121reporthyoshi.png→ダウンロード ファイル f20161120kankyorepo2016.pdf

この資料は、公益社団法人 東京都山岳連盟 自然保護委員会が著作権を所有します。引用する場合は出典を明らかにしてください。また、この資料を再配布する場合は、当委員会に事前にご連絡ください。


なお、2002年度に調査出版した報告書は、こちらです。
  →多摩川の源流に位置する奥多摩御前山における自然水とし尿の調査研究2002年



奥多摩御前山における 環境調査報告書2016 目次

はじめに
1.本調査活動の目的
1.1 本調査活動を開始した理由
1.2 本調査初期(1999年~2001年)の目的
1.3 本調査継続(2002年~2015年)の目的
2.本調査活動の総括
2.1 本調査期間における御前山を取り巻く環境の変化について
2.2 水質状況
2.3 調査活動の成果
3.今後に向けた課題
3.1 御前山の基礎情報の把握
3.2 簡易トイレブース設置の必要性
3.3 シカ対策


[参考資料]
A 水質調査結果
B トイレ意識アンケート結果(カタクリパトロール時の調査アンケートより)
C 御前山センサーカメラの撮影結果
おわりに

爽秋の青梅丘陵 ハイキングと自然観察会の写真による速報です。

2016年10月16日(日)秋晴れの青梅丘陵をハイキングしながら小さな秋を楽しむ自然観察会が行われました。
奥多摩の入り口、青梅丘陵は自然観察会として初めてのコースです。十分な下見をして植物の説明パネルを観察ポイントに設置して始まりました。
JR青梅線の石神前駅に午前9時10分に集合し、13人の参加者を迎えて3班での密着した観察会となりました。
青梅の里山では秋の花が迎えてくれました。春から夏に咲いていた草の実、木の実は赤やピンク、紺や黒と目を楽しませてくれました。

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石神前駅の踏切を過ぎてすぐにからすぐにツリフネソウなどが見つかりました。標高454メートルの三方山を回って、展望の良いところで昼食になり、奥多摩の地層についての解説がありました。また、ハイキングコースを歩いて矢倉台休憩所では森の生態系の説明がありました。
また、携帯トイレについての説明に対して購入された方もあり、自然保護についても理解していただきました。
石神前駅から休憩を含めて約6時間の観察会は15:30頃に青梅駅近くの梅岩時で閉会となりました。

咲いていたのは、ツリフネソウ、イヌタデ、ハナタデ、アキノキリンソウ、センブリ、ヤクシソウ、コシオガマ、カンアオイ、ガンクビソウ、ヤブミョウガ、セキヤノアキノチョウジ、コウヤボウキ、カシワバハグマ、キッコウハグマ、オケラ、ツルニンジンなど
実のついていたものは、ヤブラン、シオデ、ヤブコウジ、マンリョウ、ミヤマシキミ、クサギ、オトコヨウゾメ、ゴンズイ、ガマズミ、コバノガマズミ、イイギリなど
また、変わったところでは、コンテリクラマゴケが紺色に輝き、ツチグリが開いていました。

写真: 青梅駅付近の尾根道、石神前駅付近での観察、コシオガマ、アキノキリンソウ

都岳連所属の自然保護指導員の皆さまには、これまでは自然保護委員会からの情報提供をWebと葉書の自然保護指導員通信により行ってまいりました。
昨今のIT利用の普及を勘案し、自然保護指導員通信をメールの形態に移行することになりました。

つきましては、都岳連所属の自然保護指導員の皆さまには、受信用のメールアドレスをご登録いただきますようお願いいたします。
なお、携帯電話やスマートホンをお使いの方などは迷惑メールブロックやセキュリティの設定でメールが受信できないことがあります。その場合は、@mm.mt-shizen.org からのメールを受信できるように設定の変更をお願いいたします。


自然保護指導員番号、お名前  例: 130123、山田太郎
受信用メールアドレス     例: yamada@example.com


【重要】 仮登録のメールが返信されますので、そこに示されたURLにアクセスすると登録は完了します。
 登録したメールアドレスが誤っていた場合、変更になった場合などで自然保護指導員通信メールが届かない場合は、このページから再度登録をお願いいたします。

自然保護指導員通信メール版は、2016年3月31日から登録を受け付けています。また、2016年4月発行の01版から配信を開始しています。

山登りやアウトドアに使える携帯トイレの入手方法

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山登りやアウトドアに使える携帯トイレの入手方法の紹介です。

山の自然環境を守るために利尻岳や早池峰山、屋久島などで、トイレの持ち帰りを進めているところがあります。登山やハイキングで長時間歩いてもトイレがない場合もあります。
東京都山岳連盟自然保護委員会では、このようなときに利用できる携帯トイレの利用を推奨しています。

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山行中に使用できるこの携帯トイレは、東京都山岳連盟とメーカーで協力して開発したものです。
現在は登山用具店や防災用品取扱店などで購入できますが、地方にお住まいの方から購入することが困難とのお話があり、全国どこにでもお送りするように(有)真コーポレーション社に協力していただきました。

ご注文、携帯トイレに関するご質問やご相談は次のメールアドレスにご連絡ください。お返事を数日中にしているそうです。
 メールアドレス  
 タイトルを「携帯トイレの購入」として下さい。

 便袋(白)2枚+グリーンチャック袋 1枚 で1セット
 400円 消費税込み、送料別
 ※1人で2回のハイキングなどに使用できます。
 (尿だけの時は、便袋だけを処理してグリーンチャック袋は再使用できます。)

クラブやグループでの多量割引価格についてもご相談に応じるそうです。
なお、これはメーカがセット商品として販売しているものではなく、小分けして販売するものです。
支払い方法は、銀行振込、郵貯電信振替、現金書留が使えます。


参考:
  →都岳連の関連ページ
  →メーカの関連商品サイト

御前山のカメラが2014/10月にクマやイノシシを撮影

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2014/10/01から10/04にかけて御前山の湧水に設置したセンサーカメラがクマの姿を捉えています。冬を前に活発に活動をしている様子で注意が必要です。

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センサーカメラは、この他にニホンジカのメスやオス、イノシシの親子を撮影していました。

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シカが御前山のカタクリを食べたとわかる写真です

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近年、御前山ではつぼみが取られたカタクリが多く見られます。鹿がカタクリも食べるのではないかと考えられたので、2014年度のカタクリパトロールでは、許可を取ってカメラを設置しました。

2014/04/29に体験の森の活動の広場前に設置した監視カメラのデータを回収したところ、鹿がカタクリを食べたと判断できる写真が撮れていました。

2014/04/27から2014/04/28にかけて、鹿が来る前後の写真を比較するとカタクリがそっくり無くなっていることが確認できます。写真をクリックして、新しいウインドウで開くと拡大して表示できます。

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2014/04/27 15:38 丸で囲んだところを見るとカタクリが咲いています。
2014/04/28 00:26 夜に鹿が現れました。
2014/04/28 14:27 昨日は有ったカタクリがほとんど見当たりません。
カメラは動くものを感知して自動的に撮影します。

ダウンロードはこちらからどうぞ。5Mバイトの大きさがあります。
→p20140427shikahoshoku.zip
写真のサイズは、800px×600pxに落としてあります。

※掲載された写真については、公社)東京都山岳連盟 自然保護委員会に著作権があります。引用などをされる場合は引用元を明記して、著作権法に基づいてご使用ください。
※このカメラは、公益信託自然保護ボランティアファンド平成25年度の助成で取り付けました。

自然保護委員会について

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 近年の急激な地球温暖化などにより、氷河は急速に細り、北極海では氷の減少で白熊が生息できなくなり、南太平洋の島国ツバルは海面下に沈むそうです。46億年前に誕生した地球は、わずか260年前の産業革命以降に急激に、私たちの存在する基盤である自然環境を破壊する道を歩んでいるそうです。
 温暖化対策の重要課題であるCO2削減では、日本の削減目標の半分を森林による吸収としていますが、この森林は山岳丘陵地帯を覆って守っています。一方で、世界でも稀少な日本の山岳森林には、人間や動物の行為により容易に荒廃するという脆弱性があります。
 自然を活動フィールドとしたスポーツ、文化活動である登山やハイキングでは、自然からの恩恵を享受すると共に、その自然を後世に引き継ぐことが重要です。私たちは、あらゆる場面で、自然環境への悪影響や干渉を最小限にする行動規範を身につけ、広げてゆきたいものです。
 自然保護委員会は、公益社団法人 東京都山岳連盟の専門委員会のひとつで、都岳連の山に関する自然保護活動を担うと共に、自然の重要な役割と保護を広く市民にアピールしています。
 委員会を毎月開き、約30名の委員が具体的な活動内容を決めています。山の美化、フィールドの情報収集、カタクリの保護、定期的な水質などの調査、自然保護指導員の育成、自然観察会を通じての社会・市民の意識向上など多様な活動を行っています。
 また、委員会の活動と並行して、委員個人としても尾瀬の湿原の復元や監視巡回、巻機山や丹沢での登山道の整備やお花畑の回復、五日市の里山保全などを行っています。
 委員の得意や関心などを原点に微力ながら「継続は力なり」を合言葉に、自然環境保全の活動の一端を担っています。

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最近の指導員ブログへの掲載